![オリジナルの「すごろく」で遊ぶ子どもたち](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=189x1024:format=jpg/path/s0b8b97b691566be0/image/i6f61e3382db3224e/version/1556341931/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%81%AE-%E3%81%99%E3%81%94%E3%82%8D%E3%81%8F-%E3%81%A7%E9%81%8A%E3%81%B6%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1.jpg)
NEL通 Vol.15 2019年3月号「校長コラム」より
~「すごろくづくり」と算数~
NELに通う年長さんや小学校1年生は、年末から年開けのレッスンの中でオリジナルの「すごろく」づくりに取り組みます。
自分でテーマ(旅行の思い出や、好きなモノなど)を決めて、コマ割りされたすごろくシートの上で「〇〇だった3マス進む」「〇〇で1回休み」などのイベントを考え、サイコロの目(ゼロや10もOK)や模様などをデザインします。
今年も、とっても素敵な「すごろく」が沢山完成し、みんなで一緒に遊び合って楽しみました。
「すごろくづくり」の目的は3つあります。
①もし〇〇だったら?という条件分岐を考える(プログラミングへの扉)
②背景やコマの絵を描き、そのデータを活用する(表現+情報活用の体験)
③サイコロを作る。進む・戻るなど数を数える(遊びの中で数量概念に親しむ)
特に、③の「数量概念」は、算数の基礎とも言える大切な部分です。頭だけでなく指や、体全体を使いながら楽しく数を数え、数量感覚の向上を期待しています。
発達心理学では「幼児期は整理された知識を教えられるよりも、自分のやり方で試行錯誤しながら知識を獲得していくことが重要」とされており、「すごろくづくり」はピッタリの活動です。ご家庭に「すごろく」を持って帰ってきたら、ぜひ一緒に遊んでみてください。(いくつかの作品は、NEL佐賀本校の西側に掲示しています)